はじめに

今回はワンピースについての考察記事です。

ということで今回のテーマは
【麦わらの一味、大頭モンキー・D・ルフィの魅力を語る!】
というものです。

もちろんルフィにはかなりの魅力があって1つの記事じゃまとまらないのです。
だから今回はルフィの魅力の中で自分が好きなルフィの魅力をかいつまんでお話させていただきます。

ではよろしくどうぞ!


ルフィは常に仲間を信頼している。だから信頼がルフィに返ってくる。

ルフィは仲間を大事にしている。
仲間はルフィにとって冒険をするためには欠かせないものだからだ。

ルフィは冒険がしたい。だがそのためには仲間が必要だ。
なぜならルフィは航海術もなければ船の操縦も出来ない(下手)。
おまけに料理も出来ないし船に必要な食糧の管理、船の修理などまずルフィには無理だろう。

そんなルフィだからこそ仲間の得意分野においては絶対の信頼を置いているのだ。
仲間達はルフィにいつでも全力で信頼されているからそれに応えようとする。

ルフィは1人じゃ生きていけない自信がある。
じゃあルフィは何が出来るのか?

ルフィはいつも物語を切り拓く勝負の切り札だ。
ルフィの一見不可思議な行動が事態を好転させることも少なくない。

不可能を可能にする。相手からみたらルフィはジョーカーだろう。

ルフィの共感能力の高さ。立場を捨ててでも仲間のために命を張る豪胆さ。

ルフィはこう見えてとても共感能力が高い。
誰かが辛そうだったら一緒になってその気持ちをわかってあげられる強さがある。

初期の話だとガイモンさんの宝箱からっぽ事件。


双子岬で待ち続けるラブーンにマスト生け花事件。

20年以上前このシーンを見たとき当時幼稚園だった私はルフィはたまにヤバい人になるんだと
思っていた。最後良い話風に終わっているけど理解が出来なかった(笑)。

このラブーンの話を補足すると

グランドラインに入ったルフィ達の前に巨大なクジラが現れる。
そのクジラはなぜか大陸に頭をぶつけるくせがあった。
というのも双子岬(ラブーン在住)で別れた海賊たちをラブーンはずっと待っているからだ。

ラブーンが待って50年経つ。海賊たちは2~3年で帰るといったのにだ。

実際には海賊たちはグランドラインから逃げ出しておりラブーンの約束は破られてしまった。

ラブーンは双子岬のクロッカスさんからそれらの事情をきくが信じない。
あの大陸からもう一度仲間の海賊たちが帰ってくることを信じて・・・

クロッカスさんは大陸に頭をぶつける癖がこれからも続けば必ずラブーンは
死んでしまうと心配をしていた。


それを聞いたルフィが生け花でメリー号のメインマストをラブーンにぶっ刺した!

当然激怒する麦わらの一味たち。

だがルフィの思惑はこうだ。


喧嘩して引き分け。
だからもう一度俺たちは決闘しなくちゃいけない。
勝負をつけるために。

だからそれまでその目印のマークを頭ぶつけて消すなよ!
必ずまた会いに行くから!

いやールフィ粋である。
ラブーンと戦いの約束をする。
新しい約束がラブーンにとってどれだけ嬉しいことだったんだろう。



どれも偽悪的に振舞いながらもルフィはしっかりとした意図を残す。

新世界編でもこうした姿は沢山みられる。

泣き虫のしらほしを邪険に扱いながらもしらほしの事情を知ってからは
少し考えを改めたり、


同じ土俵に立つことすら嫌ったベラミーに対しても
ベラミーの何かが変わったとみるやルフィの好感は大きく変わる。


そんなルフィだからこそ自分が認めた仲間には仲間でいてくれるために
努力を惜しまない。
立場を捨ててでも仲間を助けるために彼は行動をする。


ビビの国を返してもらうために2度も敗けてもクロコダイルに喰らいつく。

ロビンを取り戻すために世界政府を相手に宣戦布告をする。

奴隷として売り飛ばされる友達を救うため天竜人をも殴り飛ばす。



新世界編でもこうしたシーンは沢山あるがなかでも
HCI編では立場を捨ててでも仲間のために命を懸けるルフィが散見された。

殿を務めようとするジンベエに満身創痍のルフィは一緒に残って戦うという。



サンジが一味に戻れない理由にバラティエがあるのなら
東の海に戻ってまでサンジと一緒にバラティエを守ろうとする。


ルフィにもルフィの冒険があるはずで順序もある。

ルフィがジンベエとともに残って戦うのも、ルフィがバラティエのために
旅を中断してまで戦うのもジンベエやサンジにとっては迷惑だ。

いや迷惑というかとっても遠慮してしまう申し出だ。

ジンベエもサンジもルフィが好きだからルフィの迷惑にもなりたくないし
ルフィの夢を邪魔したくはないからだ。


だからこそそんなことをさらっと言えてしまうルフィがかっこよくてとにかくデカいのだ
(いやタンクマン-満腹バージョン-とかじゃなくてね)

自分の価値基準を大事しながら自らの間違いを認められる潔さ。

ルフィは常に自分の基準を大事にしている。
ルフィにとってはどんなに美人な爆乳女帝であっても、
どんなに権力がある神に等しい存在であっても、
自分が嫌いなら大嫌いなのだ。

だからゾロが危険な海賊狩りだという噂があっても、
サンジが敵にわざわざ飯を与える行為をしたとしても、

自分にとって【良いなァ】と思えば仲間にしたがるのだ。

周りの連中がどんなに彼らを非難したり恐れていてもだ。

そんなルフィは何も一枚岩ではない。
時には仲間に自身の行動を非難されるときもある。

そんなときルフィは間違っていたらしっかり非を認める潔さがある。

船長だが時には(いつも)仲間にタコ殴りにされることもある。



それでもルフィは自分の間違いを顧みて今後に生かすために深く反省するのだ(しない)

もちろん嫌いだった相手も例外ではない。

権力を振りかざすハンコックや夢を見るものをバカにするベラミー。
これらルフィにとっては【嫌い】と断ずるに他ならない人たちだが
彼らがルフィにとって印象が変わると意外とすんなり【良いやつ】に変わったりする。

ルフィは常に柔軟で弾力のある男なのである。そりゃあ弾むわけだ。